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日本史 北海道大学2018年度入試より

北海道大学の今年の入試問題で素晴らしい問題がありました。

簡単な問題に言い換えると

『江戸時代の殉死の禁止は間接的に下克上を批判する政策であった。その理由を答えよ。』

というものです。

まず殉死とは、ある家臣が仕えていた主君が死んだときその主君のあとを追い、家臣も自殺することです。

これがなぜ、下克上とつながるの?という受験生も多かったでしょう。

ここで問われているのは、家臣が誰に仕えているかというものです。

戦国時代は主君と家臣が親と子のような関係、いわゆる寄親寄子制です。
また主君が絶対の時代ですから、その主君が死んだあとは、と自分が仕える親がいなくなると言い換えても良いでしょう。
親がいなくなった子はどうなるか・・・自分で独立したり自分が親の立場に立とうと他の人を殺したりという下克上が起こります。

江戸時代は主君の上に幕府が存在します。つまり幕府を中心にきれいな縦社会が出来上がったという時代です。
この時代には家臣は主君ではなく、藩や幕府への忠誠が求められるようになったということです。

結論として
『殉死の禁止は、家臣がある特定の主君に仕える制度を否定し、藩や幕府に対し忠誠を誓う制度を作り上げた。これにより身分の低いものが高いものを倒すという構造を存在させ
ないようにした。』


ということになりますね。

これは実に面白い問題です。江戸時代に下級武士による反乱がほとんどなかったことなどを考えながらゆっくり答えを出していく必要がありますね。
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